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Silverbullet

Author:Silverbullet
ルエリ鯖主に7ch/モハフは3鯖
名前の由来は「銀の弾丸」で、通称ギンダマン。
勇者とは究極の器用貧乏である。

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モハポ劇場 事情編(下)
 古龍とは何か。その答えは存在しない。古龍とは、人類が積み上げてきた知識の範疇では説明不能な存在を指すからだ。有名な老山龍と呼ばれる古龍は、70メートル前後の巨体を持ち、確認されているものは全て齢1000年を超えるとされているが、その途上の者… たとえば齢300年程度の「若い」老山龍が確認された例はない。学者によっては「巨大な岩が1000年の時を経て命を得たもの」という説を唱えるものもいるほどだ。
 また、ユクモ村からは遠く離れたある地方には「巨大な蛇が巻きついて締め上げたかのような山」があり、古龍の仕業だとする学説が存在するが、実際にこれが蛇のような姿の古龍が存在するとなれば胴回り10メートル程度、体長に至っては数百メートルに達することになり、完全に盛りすぎたおとぎ話の範疇になると考えられている。
 しかし、かつてこの世界を支配し栄華を誇ったシュレイド王国が伝説の黒龍ミラボレアスの出現によって滅ぼされ、当時の文明が崩壊したことは、ほとんどの人々がおとぎ話と考えているが、それが事実であることを知る者もいる。浮岳龍ヤマツカミによって根こそぎ捕食され、今では名前すら残っていない古い塔を建てた文明もかつては存在した。
 古龍とは何か。それは人智を超え、存在するとは到底考えられないにも関わらず存在する、謎に満ちた存在であり、結論として、古龍とは古龍、なのであった。

「俺の予想としてはだな」
 山腹の停泊所を飛び立った飛行船の舵を握りながら、船長が話し出した。
「巨大なヤマツカミみたいなアレだと思うんだよな」
「ヤマツカミですか」
 フードの男が双眼鏡で注意深く観測を続けながら応じる。
「俺は駆け出しの頃、ギルドのハンターを運ぶ飛行船の航海士をやってたんだ。人手不足で俺みたいなひよっこにもたまたま極秘任務の出撃に割り当てられたんだ。その時、チラッとだけ姿を見たよ、浮かぶ山のような古龍… ヤマツカミをな。
 あいつはどこからともなくやってきて、古い塔の内部をゆっくりと移動して、やがて天に昇るんだそうだ。俺が姿を見たのは、その、天に昇るあいつの姿さ…」
「……」
 フードの男は船長が言わなかったことを悟った。古龍の討伐に召集されるならギルドでも上位の腕前を持つ歴戦のハンターたちだっただろう。しかし、討伐のターゲットであるヤマツカミが天に昇る姿を船長が見たのなら、ハンターたちの任務は失敗に終わったこと、そしてほとんどの場合、ハンターたちの死を意味する。
「古塔にヤマツカミが現れるのは、天に昇るのに便利だからだろう。しかし、古塔が出来たから天に昇るようになったわけじゃないはずだ。やつらは何らかの方法で、苦労しながら天に昇る。アラマキ鮭が河をさかのぼるようにな。
 その時、周囲の空気を吸い寄せて内部に溜めるとしたらどうだ? 気圧はさがり、そこに周辺の大気が流れ込んでぶつかり、上昇気流を作る。俺たちにとっては『低気圧が発生している』ように見えるだろう。あとは、集めた空気を下に向けて勢い良く吐き出せば、宙に浮く。あとは気球の要領で、やつの体内に共生する雷光虫のエネルギーで残った空気を暖めれば……」
「自力で天に昇れるわけですね」
「そういうこと」
 船長はニヤリと笑った。
「こいつにはバリスタのほかに小型の撃竜槍も乗せてある。うまく一撃喰らわせて地面に叩き落すことが出来れば、あとは護衛の機関車ライナスのお手並み拝見だ。狂走薬グレートを飲んだ後の突進は老山龍すらひるませたというからな」
「あの槍で、ですか」
 フードの男の言葉に、船長の笑みが消えた。
「そうだな… あの槍、本当にあの伝説の黒龍の鱗で出来ているんだろうか。確かに見た目からしてアレだったけどな。
 しかし、黒龍素材の武具は持ち主をことごとく不幸にしてきたと聞く。彼がシュレイドの黒龍を斃した勇者なのか、何人かいるという勇者の仲間なのかはわからないが、現物が存在するなら信じないわけにはいかないわな」

 船長たちの会話は、伝声管を通じて、船室に向き合ってソファに腰掛ける元大臣と当人のライナスにも聞こえていた。元大臣は指でこちらの声を伝える伝声管の蓋を指差した。ライナスは無言で立ち上がり、伝声管の蓋を閉じる。
「……だ、そうだが」
「その答えはこれです」
 と、懐から透き通った淡黄色の液体の入ったビンを取り出して、そして元の位置に戻した。
「ははは、備えは万全ということだな。結構、大いに結構」
 元大臣は満足して笑った。
「航行は順調のようだし、そちの出番はもうしばらく後であろう。今はゆっくり休んで英気を養うがよい」
「では、失礼いたします」
 丁寧に一礼して、ライナスが辞去すると、廊下を歩く足音が遠ざかるのを慎重に確認してから、元大臣は小さくつぶやいた。
「馬鹿の考え休むに似たりとはこのことよな……」
 大臣は船長の予想が全く外れていることを知っていた。知っているということは、推論によって正解にたどり着いたわけではないので、船長を愚者呼ばわりする資格が彼にあるかどうかは未確定なのであるが、元大臣自身にとっては瑣末なことであった。
「あれはヤマツカミなどではない。嵐の中を自由に泳ぎ、ひとたび目覚めれば嵐と共に視界全てを支配せんと暴威を振るう、まさに天空を支配する禍々しき神の化身……」
 元大臣の顔に深い憎しみに皺が浮かんだ。
「この大陸に渡ったのが貴様の運の尽きよ、勇者ギンダマ。
 貴様はこの大陸で今度こそ死ぬことになる。貴様の剣は天空の神には届かぬ。そして貴様を助けようとする友もおらぬ。
 その筆頭たる友ライナスは天空の神に目覚めのいけにえとしてささげられるのだ。貴様は絶望のうちに死ぬ」
 沈黙。
「惜しむらくは最も忌々しき、あのブルファンゴフェイクの男が誰なのか…… いまだ行方がつかめぬことだが……。
 勇者ギンダマの危機を知ることがあれば、火に誘われた羽虫のごとく一緒に焼け死ぬかも知れん。それはそれで僥倖よの」
 大臣は深く溜息をついた。
「滅びるがいい。ワシに逆らうもの、逆らったもの、ことごとく滅びるがいい。
 忌々しい勇者ども、そしてユクモ村もな……」

狩猟 | 12:12:12 | Trackback(0) | Comments(0)
モハポ劇場 事情編(中)
 ユクモ村から歩いて少々離れたところにある開けた草原に、ギルドの飛行船が停泊している。深い森に覆われた山ばかりのこの地方では珍しい場所だ。周囲の森との境界線上には年月を経て苔むした切り株があるところを見るに、かつては耕作地だったのかも知れない。すっかり日は落ちて虫たちが気ままに音楽会と舞踏会を催す時刻、飛行船の廊下に黒い鎧を身に着けた護衛の男が腕を組んで立っていた。
「……遅いぞ」
 鼻歌を歌いながら、さくさくと背の低い草を踏み分けて、飛行船に戻ってきた荷物運びのフードの男にとがめる口調で声を掛ける。
「おや、自由時間の終わりには間に合ったはずだが?」
「予定を早めて、急ぎ、出発するそうだ。すぐに準備にかかれ」
「あいよ」
 軽く返事をして飛行船のはしごを上り、廊下まで上がったところで、行く手を黒い鎧にふさがれる。
「貴様、今回の探索行の重要性を理解しているのだろうな」
「もちろん。しかし重要ではない仕事はないというのが、乗組員の共通した意識でしてね」
 答えながら、するりと脇を抜けて、フードの男は操舵所にいるであろう船長のもとに赴いた。
「戻ったか」
 彼を待っていたのか、船長は姿を見るなり声を掛けた。
「予定を変更して、出発することになった」
「護衛がイラついてましたけど、依頼人から無理押しでもあったんで?」
 依頼人… 元大臣の竜人族はこの探索行で古龍の存在を発見しようとしていることは、彼も承知のことだった。数日間にわたって観測を続けているが、目下のところ、成果は上がっていない。護衛の男がイラついているのは、成果を上げて返り咲きを狙っている元大臣の焦りを反映しているのだろうと、考えていた。
 しかし、船長は首を横に振った。
「いや… 出発を早めようと言い出したのは俺なんだ。
 実は、霊峰付近に大型の低気圧が… 発生している… ようなんだ」
「発生? 接近ではなくて?」
「他の観測隊の報告による天気図を照らし合わせると、そういうことになる。この地域の天候は概ね高気圧に覆われていて、気温も湿度も低い。上空の冷えた空気が降りてきて、山頂付近の湿った空気を雨雲に変える事はあっても、気圧がさがることはない。ところが、ここの気圧は、これだ」
 船長がお気に入りの気圧計(耐衝撃ガラスに水銀を詰めた最新式のものだ)を指差す。赤い目盛りとガラスを挟んだ向こうにある水銀の表面は、嵐が接近していると判断してしかるべき値を示していた。
「俺の思い過ごしならいいんだが、例の古龍… もしかすると… もしかするぜ」

「ククク… まだまだワシの運は尽きていなかったらしい… そろそろだと思っていたのだよ… そろそろだとな…」
 灯りの消えた船室では元大臣が腹の底から沸きあがって来る歓喜を押さえきれず、独り言を口にしていた。
「観測員どもは『いるかいないかわからない古龍を追っている』とでも思っているのだろうが、古龍は『いる』のだ。
 そのことはワシが一番良く知っている。このワシ自身がな…」

 ユクモ村の集会浴場では閉門の時間になり、受付嬢が書類の整理をひと段落させて、空を見上げていた。
「ハァ…」
「どうしたの、持病の癪?」
「違うわ」
 同僚は何かにつけて持病の癪を持ち出すが、彼女は別に持病がない。しかし、長年の付き合いの中で、口癖のようなものだと思って訂正もしなくなっていた。
「私、天気が悪くなると頭痛になるのよ。それは体質として受け入れるけどさ、こんな星空で天気も悪くないのに頭痛なんて、気分がダダ下がりよ。天気に連動するなら『便利な体質なの~♪』で済むのに」
「済むのかなあ」
「訂正、済ませてきたの」
「はァン」
 あいまいな相槌。
「まあいいわ、こんな日はさっさと寝るに限る! ギルドマスター、お願いね」
「運んでおくわ」
 二人の視線は集会浴場のカウンターの隅の上で酔いつぶれているギルドマスターに集まった。基本的にギルドマスターは四六時中呑んでおり、こうして酔いつぶれて眠ってしまうのも珍しいことではない。職務はこなすが、職務中も呑んでおり、時折武具屋のモミジィが湯浴みがてらに立ち寄ったときは倍ぐらいのペースで呑むので、要するに常に呑んでいる。
「むにゃ… 竜人八百年… 化天の内にくらぶれば… 夢幻のごとくなり… ウィ」
「今日はモミジィ来てたのね」
「例のごとく、モリ盛で盛り上がってたわ」
「座布団敷いて毛布掛けておけばいいか」
「そうね」
 受付嬢たちは方針を変えた。
 頭痛持ちの受付嬢が慣れた手つきでギルドマスターを持ち上げると、同僚が素早く座布団を滑り込ませる。起こさないようにそっとやわらかい座布団の上にギルドマスターを置くと、同僚がこれまたサッと毛布をかぶせた。
 受付嬢が立ち去った後、ギルドマスターは少しだけ瞼を開けた。
「一度この世に生を享け、滅せぬもののあるべきか…
 座して心中選ばんは、口惜しかりき次第かな…」
 最後の一節はモリ盛のものではなかった。ギルドマスターは迷いと諦めに彩られた眼を閉じた。

狩猟 | 12:37:53 | Trackback(0) | Comments(2)
スーパーブルーブラッドムーン
 サガフロンティアの5連携みたいな話であるが、昨日はコレでしたね。

①スーパームーン
地球を回る月の軌道が楕円形をしているため、遠いときと近いときがある。近いときは大きく見える。
これをスーパームーンと呼びますと、1979年に占星術師の誰かが言い出したやつ。
出展:Wikipedia「スーパームーン」

②ブルームーン
大気中の塵などの影響により実際に青く見える月、もしくは、暦月のひと月の間に満月が二回ある場合(両方ともブルームーンと呼称する)を指す。
天文学、気象学における用語にブルームーンは存在しない。
出展:Wikipedia「ブルームーン」

③ブラッドムーン
皆既月食になると、太陽光のうち地球大気の影響で赤い光だけが月に届くため、月が赤く見える。
出展:Wikipedia「月食」

 白く光る月が欠け始めて、急に赤くなる様子は、珍しい光景でした。理屈のわかっていない時代には、なにかヤバいことが起きそうな予感を持ったとしても不思議ではないでしょう。もしくは、実際に「これは何かおかしなことが起きる前兆だあばばばばばば」とパニックを起こして実際におかしなことをするやつもきっといたでしょうね。
 知識というのはかように人間を守る鎧となるのです。

 ブルームーンについては釈然としないけど。

日常 | 12:11:05 | Trackback(0) | Comments(2)
ご報告
 あ、ベータテスト第三弾やってなかったや、と思ってPS4を起動しましたが、ベータテスト第三弾は本日午前10:59を以って終了しており、不参加となったことをご報告いたします。蜘蛛の巣ササーッ。

狩猟 | 19:11:55 | Trackback(0) | Comments(2)
モンスターハンターワールドβ ガンランス
 モンスターハンターワールドの第二回ベータテストということで、ガンランスを試してみた。

 …強ッ

 ヘヴィボウガンの特殊弾が機関銃だとしたら、ガンランスは大砲。その圧倒的火力を体験した。


 ボルボロスの狩猟には(腕前的な問題で)時間がかかるので、他のモンスターなんか狩っている時間はないのだが、ガンランスの威力をもってすれば、通りすがりの鳥竜種ぐらいは俺でもイケるというわけだ。


 竜撃砲の冷却時間がもう少しわかりやすいと助かるのだが、そのうち慣れてわかるようになるのだろう。
 パーティプレイでもどんどん撃っていきたいものである。ドドーン。

狩猟 | 19:23:25 | Trackback(0) | Comments(1)
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